理学療法とは病気、けが、加齢、障害などによって身体機能が低下した状態の方に対して、身体機能の維持・改善を目的に、関節可動域訓練やバランス訓練などの運動療法や、電気や温熱などの物理療法を用いて行われる治療法です。何らかの原因で寝返る、起きる、座る、立つ、歩くなどの基本的動作が不自由になると、「スムーズに安心してトイレに行けなくなる」、「仕事ができなくなる」、「外出ができなくなる」などの不便が生じます。 誰もがこれらの動作を自分の力で行いたいと思うことは自然なことです。 理学療法の直接的な目的は身体機能の回復にありますが、日常生活動作の改善を図り、最終的には、住み慣れた街で、「その人らしい生活」を再構築しQOL（生活の質）向上につなげていくことを考えています。
入院、外来、通所、訪問にて理学療法を提供しており、患者様へ切れ目のない介入が可能となっております。入院では365日体制を実施しており、密な情報共有のもと病棟単位でのアプローチを実施しております。理学療法では、三次元動作解析装置を利用し、動作を可視化することや、体組成計による基礎代謝や筋肉量を数値化することで、質の高い理学療法の提供に努めています。また、チーム内カンファレンスを行い、ICFに基づいた評価、治療プログラムにより、患者様一人ひとりの問題解決を図り目標達成を目指します。スタッフ教育も、常葉大学教員による指導等によりスキルアップ体制も充実しています。
